青汁にはどんなタイプがある?
搾汁タイプ
青汁の元である野菜をそのまま絞ってパウチし、冷凍したのが搾汁タイプです。青汁には独特の苦みがありますが、その苦みが好きな方も実は少なくありません。青汁の苦みを含めた風味を楽しみたい方や、飲みごたえが欲しい方、スタンダードな青汁スタイルで楽しみたい方に高い支持を得ているタイプです。
粉末タイプ
絞った青汁をフリーズドライ・粉末状にして、一包ずつ薬のように包装されているタイプが粉末タイプです。青汁そのものの味だけでなく緑茶や抹茶も一緒に入っていてお茶のように飲めるもの、フルーツ風味になっているものなどもあります。
水に粉を良く溶かして飲みますので、青汁の濃さも調整できます。水に溶かすとさらさらの状態になりますので、青汁をさっぱりとした口当たりで飲みたい方や、相性の良い飲み物に溶かして飲みたい方にもおすすめです。現在販売されている一般的な青汁のタイプです。
寒天・ジュレタイプ
青汁といえば飲み物のイメージがしますが、実はおやつ感覚で食べ流ことができる寒天やジュレタイプの青汁も販売されています。黒糖や抹茶で味付けされているので、飲むタイプの青汁がどうしても苦手な方や、青汁が苦くて飲めないお子さんにも向いています。
錠剤タイプ
不足しがちな栄養素を気軽に補えるサプリメントも多く販売されていますが、実は青汁がサプリメント感覚で摂取できる錠剤タイプもあります。青汁を飲むための容器や水に溶かす必要もないため、いつでもどこでも青汁を摂取できます。青汁の苦みも軽減されているので、飲みやすさも抜群です。
青汁のカロリーはどのくらい?飲み方別に比較
そのまま飲んだ場合
青汁をそのまま、または水で溶かして飲んだ場合のカロリーは当然その製品の表示カロリーになります。以下に一般的な各青汁の製品の一杯・一回あたりの摂取カロリーを紹介しておきます。
搾汁タイプ…約15kcal
粉末タイプ(味付けなし)…約9kcal
粉末タイプ(フルーツ味など味付けあり)…約12kcal
寒天・ジュレタイプ…約18kcal
錠剤タイプ…約5kcal
おやつ感覚で食べられる寒天・ジュレタイプは甘い味付けがされているため一番カロリーが高く、錠剤タイプは一番カロリーが低くなっています。ですが、その差は数キロカロリーしかありません。
牛乳など乳製品飲料で割った場合
青汁の独特の苦みが苦手という方に人気なのが飲み物で割って飲む方法です。一般的な牛乳などの乳製品飲料および豆乳の100mlあたりのカロリー+搾汁・粉末タイプの青汁のカロリーを以下に紹介します。
牛乳…75~80kcal
飲むヨーグルト…75kcal前後
豆乳…60~70kcal
低脂肪乳…55~65kcal
無脂肪乳…40~60kcal
当然ですが、割った飲み物のカロリーが高ければ高いほど全体的なカロリーは高くなります。カロリーが気になる方は、無脂肪乳や低脂肪乳にする、飲むヨーグルトではなく低脂肪乳+ハチミツにするなどの工夫をすればカロリーは抑えることができます。また牛乳や豆乳で割ると、青汁が飲みやすくなるだけでなく、青汁の栄養素と一緒にカルシウムやたんぱく質も摂れるメリットもありますので、上手に取り入れてみましょう。
ノンカロリー飲料で割った場合
麦茶やアイスコーヒー、ノンカロリーのジュースなどのカロリー0の飲み物で青汁を割っても、実はおいしく飲める場合があります。当然この場合は青汁の製品カロリーそのままで飲めます。
ただし、アイスコーヒーにはカフェイン、ノンカロリージュースなどにはアスパルテームなどの人工甘味料が入っています。いずれの場合も飲み過ぎると体に負担がかかる場合がありますので、量を守る・麦茶などのノンカフェイン飲料で割るなどして、飲みすぎを防ぎましょう。
青汁と比較、野菜サラダや野菜ジュースのカロリーはどのくらい?
意外と高カロリーの野菜サラダ
青汁ではなく、野菜そのものから栄養素を摂りたいという方も少なくありません。それでは、一食分の野菜サラダのカロリーを見てみましょう。
野菜サラダ一食分のカロリーは約150kcal前後です。ただし、これはドレッシングなどがかかっていない状態です。実際には野菜サラダはそのままではなくドレッシングをかけて食べる人がほとんどです。次に、一般的な野菜サラダの一食分のカロリーを比較してみましょう。
シーザーサラダ…330kcal
ポテトサラダ…270 kcal
マカロニサラダ…250 kcal
温野菜サラダ…450 kcal
ごぼうサラダ…470 kcal
人気のシーザーサラダはチーズとマヨネーズタイプのドレッシングのため、カロリーも高めとなります。更に、ポテトサラダやマカロニサラダは「サラダ」と名前がついていますが主な食材は野菜ではなくじゃがいもやマカロニの炭水化物です。実は、野菜サラダは一食当たりのカロリーは意外と高いのが分かります。
そして、青汁と同じ栄養素をサラダから摂取しようとするとそれだけの量を食べなければいけませんので、さらにカロリーオーバーになってしまうのです。また、野菜サラダは食べるための時間や、数種類の野菜を用意するだけの手間もかかるため、毎日忙しい方が栄養を摂取する方法としては決して手軽とはいえません。
カロリーだけでなく糖分も気になる野菜ジュース
野菜サラダを食べるよりも気軽に野菜を摂取できる方法として、野菜ジュースがあります。日ごろの野菜不足を解消する方法として取り入れている方も多い野菜ジュースの一般的な100mlあたりのカロリーを比較してみましょう。
無塩トマトジュース…20kcal前後
トマト系の野菜のみのジュース…20kcal前後
ニンジン系の野菜のみジュース…30kcal前後
完熟トマトジュース…35~40kcal
果物入り野菜ミックスジュース…30~40kcal
トマトのみ、または野菜のみの野菜ジュースはカロリーも低めですが、トマト味やセロリなどの緑黄色野菜の味が苦手、という方のための飲みやすい果物入りのミックスジュースは、約2倍のカロリーになってしまいます。
さらに、ニンジン系の野菜ジュースや果物入りの野菜ミックスジュースには甘くするために砂糖が入っているものも多くあります。野菜ジュースは野菜を気軽に摂取できる分、今度は糖分の摂り過ぎに気を付けなければいけません。
青汁なら、カロリーだけでなく栄養素の面でも
野菜サラダと野菜ジュース、各タイプ別の青汁のカロリーを飲み方と合わせて比較すると、青汁の方が総じてカロリーが低い傾向にあります。さらに、青汁は野菜サラダや野菜ジュースよりも栄養素も豊富です。ビタミンやミネラルなどの野菜から摂取できる栄養素のほか、製品によっては乳酸菌などほかの嬉しい成分が配合されているものもあります。
そして、青汁には手軽に栄養素を摂れる、かつ自分のライフスタイルに合わせた好みのタイプが選べることができるなどのメリットもあります。
カロリーだけにとらわれない 自分に合った摂取方法を見つけよう
各青汁のタイプ別や飲み方別のカロリーを、野菜サラダや野菜ジュースのカロリーと比較しました。ここでポイントをおさらいしましょう。
- 青汁には搾汁タイプ、粉末タイプ、寒天・ジュレタイプ、錠剤タイプなど色々な製品があり、それぞれで一回当たりの摂取カロリーが異なるが数キロカロリー程度の差しかありません。
- 野菜サラダから青汁と同じ栄養素を摂ろうとすると、カロリーオーバーになる可能性も高くさらに、野菜を用意し食べる時間がかかったりと手軽な方法ではありません。
- 野菜ジュースも野菜サラダと同じくカロリーが高め、かつ糖分を摂りすぎる可能性があります。
- 青汁ならライフスタイルに合わせて好きなタイプを選べて、野菜サラダや野菜ジュースよりもカロリーも低く、気軽に栄養素を摂取できる。好きな飲み物で割るなど、楽しみ方の幅も広いです。
以上を踏まえると、不足しがちなビタミンやミネラルなどの栄養素を効果的に摂取できるようになります。