飲み辛いといわれている青汁を毎日続けやすくするには

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2018.06.21

1日に必要な野菜の総量

青汁にはビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富で、非常にバランスのとれた栄養価の高いことで有名な青汁です。厚生労働省では、成人で緑黄色野菜を120g、淡色野菜を230g、野菜全体で350gの量を1日で摂取することを推奨しています。この摂取量はどの世代もなかなか達成できないことが分かっています。

緑黄色野菜とは、厚生労働省が定めた基準で「可食部100g当たりのカロチン量が600μg以上の野菜」を指し、単純に野菜の色が濃いとかいった色による特徴とは別の基準があります。また年代別にみた野菜全体の摂取量では60代がもっとも多く摂取しているのですが、それでも4割の人しか目標値である350gを達成できていません。

この数値はアメリカと比べると1993年までは日本の方が野菜の摂取量は多かったのですが、それ以降はアメリカよりも摂取量は少なくなっています。

アメリカの食品の表記では当たり前のオラック値

1992年にアメリカの農務省と国立老化研究所によって開発された分析方法に、オラック値というのがあいますが、アメリカでは食品の中にこのオラック値を表記したものが多く発売されています。オラック値とは、活性酸素吸収能力値のことであり、抗酸化物質が活性酸素から身体を守って老化や発がん、生活習慣病といった病気への抑制効果があることを認識されています。

そこでこの活性酸素に対抗するために「抗酸化物質」を食事から体内に取りいれることが必要になってきます。そしてこの抗酸化物質に対して、どんな食品からどれだけの量を摂取すればいいのかは、これまで情報量が不足していました。しかしアメリカでこのオラック値が数値で示すことができてからは、日本でもオラック値のことが知られるようになりました。

このオラック値はその食品ごとに値があって、その食べ物がどれくらい抗酸化物質の成分があるかとか、どの食べ物が他の食べ物よりもオラック値が多いとか、少ないとかすぐに分かるようになっています。このオラック値は食品などに含まれるポリフェノール、ビタミンC、ビタミンEなどのパワーを分析した値です。

ケールのオラック値は564で他の野菜、たとえばレタスの42、キャベツの39に比べると10倍以上の値があるのですが、有機緑茶青汁のオラック値はさらにケールに比べると5倍以上の3,000です。厚生労働省では1日あたり野菜を350g、果物を200g摂るように推奨していますが、オラック値では1日あたり4,700必要とされています。

国民栄養調査では、日本人が食事で補えるオラック値は3,300程度といわれていますから、1,400が不足していることになります。そして有機緑茶青汁のオラック値は3,000ですから、それだけでほぼ1日に必要なオラック値をクリアしていることになります。

青汁は毎日続けることで効果が持続する

日本人の多くは必要な野菜量が不足している

青汁の主原料には大麦若葉やケール、明日葉といったビタミン系やカリウム、食物繊維などがとても豊富で栄養価が高い成分が含まれています。青汁やサプリメントを継続的に摂取することで、大きな効果が得られるでしょう。しかし、現在では忙しい生活で野菜を目標値である350g摂ることが困難だという人が多いのは、年代別の野菜の摂取量のデータを見ても明らかです。

そんな現在人が、バランス良く栄養価の高い健康食品である青汁を手軽に摂取することは健康な身体に有効であり、効率的であるといえます。こういったバランスのとれた栄養価の高い青汁を飲むのは、健康のためやダイエット、快眠、便秘の改善などに効果的です。

なぜ青汁が続けられないのか?

ただいくら手軽に飲める青汁でも、続けていかなければその効果を持続させることはできません。青汁といえば、「青臭い」「不味い」といったイメージがあります。最初に自分の口に合わない青汁を選んでしまうと、そのあと飲み続ける事が困難になる可能性もあります。実際に青汁を飲んでいた人で、あの独特の青臭さが苦手で続けられなかったという人の声もあります。

ただ、青汁そのものの味がおいしいものもありますから、青汁がどれも青臭くて不味いということではありません。青汁の主成分によっても基本的な味が違います。たとえばケールが多く含まれている青汁だと、青臭さが強くなるかもしれません。

ただ、最近では以前よりは味に工夫をしている青汁も多くありますから、いかに自分に合った飲みやすい青汁を選ぶかで、毎日飲み続けるためには重要になるでしょう。場合によっては、青汁に色々なものを溶かして飲むことで、毎日続けられるような味になるかもしれません。

青汁に豆乳

青汁に豆乳を加えたものを製品化していますから、試してみることをおすすめします。この製品は青汁の「青臭さ」や「飲みにくさ」といったものがほとんどなく、青汁特有の臭みを、豆乳のまろやかなおいしさでカバーし、とても飲みやすいという意見が多くあります。大豆たんぱくは満腹感を感じさせますから、食事のカロリーを減らすことにもなります。

また、血流を良くする効果もありますし、抗酸化作用がありますから青汁と共に飲むことでさらに健康的な飲み物になります。この豆乳の青汁ははちみつを加えたものもあり、とても飲みやすく、広い年代層で長期間飲み続けられるのではないでしょうか。

青汁に牛乳

青汁に牛乳を入れることで、青汁と牛乳の両方のカルシウム効果が期待できますし、味もマイルドな抹茶のような風味になって飲みやすくなります。

青汁にヨーグルト

青汁にヨーグルトを入れて飲むと、ヨーグルトの酸味が効いて青汁の癖のある味を消してくれます。ヨーグルトには糖分のあるタイプと糖分のないタイプがありますが、糖分のないタイプと青汁と水を加えることで健康的に飲むことができます。

青汁とはちみつ

青汁にはちみつを入れることで、苦味がおさえられ栄養価が高いですし砂糖よりもカロリーを抑えられますから試してみるのもいいでしょう。

青汁に野菜ジュース

以外ですが青汁に野菜ジュースを割るという飲み方もあります。この場合、果物が入っていると飲みやすいかもしれませんが、果糖が気になる方は野菜だけのジュースがおすすめです。

青汁とリンゴジュース

甘みがあってスッキリとした味で、牛乳が苦手な方にもおいしく飲める組み合わせです。また野菜が嫌いだというお子さんにも飲みやすくよろこんでもらえるでしょう。

粒のサプリメントを試してみる

飲む青汁以外に青汁を粒のサプリメントで飲むという選択もあります。これだとほぼ味を気にすることなく水やお湯と一緒に飲むことが出来て、続けていきやすいかもしれません。実際、このサプリメントに変えてからずっと続けている人も多いようです。気になる効果の方も飲む青汁と全く変わりはなくて、バランスのとれた栄養豊富な青汁の効果を実感できているようです。

青汁は健康面だけでなく、ダイエットや快眠、便秘、美肌といった女性にとっても必要な成分が含まれていますから、できるだけ飲みやすいようにして長く続けられるようにしたいものです。この青汁の粒タイプのものだけでも多くのメーカーで製品化されています。ネットでは各商品の主成分や量、価格、人気度などが分かりますから、自分に合ったものはどれかを調べて、実際に飲んでみることをおすすめします。

水さえあれば手軽に飲むことができますし、それほど味を気にすることもありません。液体状のものが苦手な人や、溶かすのがめんどうだという人にはこの粒状の青汁がおすすめです。しかし青汁を飲みやすくするために砂糖などの添加物を加えているものがありますから、糖質やカロリーが気になる方は気をつけなければならないでしょう。

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